それでも私がMySQLを使いつづける理由または、Why I still use MySQL? 的ななにか。

@tokuhiromのそれでも私が Perl5 を使いつづける理由または、Why I still use Perl5? 的な。を読んでいて、自分でもMySQL版を書いてみようと思った。使い続けるというより、「中の人として働き続ける理由」っぽい気もする。

  • Good Enough

環境構築がきわめて簡単で動作も安定。もちろんパフォーマンスも良い。なによりKISSの原則を保てているソフトウェアは珍しい。

ライセンスを正しく理解すれば、GPLほどエンドユーザ企業にとってすばらしいソフトウェアライセンスは無い。FUDに騙されている企業は、自分たちがカモにされていることに気付くべきだ。

  • デュアルライセンスである

GPLはすばらしい、といってもパッケージソフトウェアベンダにとっては死活問題になりうる。なので、MySQLは対価をいただいてGPLでは無いライセンスも用意している。

某国ではOSS-DBというと別のOSSのDBをさすようだが、世界的にはOSS DB = MySQLってのが一般的。特にWebのバックエンドでの利用ではデファクトスタンダード
↓AlexaのランキングTop20のうち17サイトがMySQLを利用。これの2ページ目とか
http://www.slideshare.net/izoratti/100512-the-dolphinsleapagain
Google Trends
http://www.google.com/trends?q=MySQL%2C+PostgreSQL%2C+SQLite

  • MySQL team is truly global

「へたな英語」が標準語のMySQLチーム。互いに文化や習慣の違いを尊重し、全世界に散らばるメンバーが製品開発やビジネスを展開。開発センター?サポートセンター?物理的には各自の家だよ。

どんなすぐれたデーターベースでもユーザが少なければ、実装例やtipsがたまらないので、自分で設計/研究する部分が増えてしまってコスト高になる。(インスパイヤド by @tokuhirom)

GPLを採用したオープンソースのソフトウェアで、労働集約型ではない持続可能なビジネスモデルをいち早く確立している。

  • まとめ

単に機能が多いのではなく、ユーザが本当に必要とする機能を実装したMySQLGPLであるが故、様々な改善点も多くのユーザが享受できる。
いろいろあったりもしたけれど、MySQLはげんきです。